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「アマリよ。
一月ぶりかしらね」 |
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「ぷぃお〜」 |
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「『太陽のプロミア』のキーワードを紹介する
『ぷぅさんといっしょ!』も第四回目。
私の解説には、もう慣れてくれたかしら?」 |
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「ぷぃあーー!」 |
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「さて、今回のキーワードの一つ目は『六花』。
六花はミルサントで6人しかいない最高位の神官のことで、
あなたたちに理解しやすい言葉に言い換えると、
『大司教』と『大臣』を兼ねたようなものね。
前回の更新で紹介されていた六花長のレノは、
『総大司教』にして『総理大臣』とでも思ってもらえればいいと思うわ」 |
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「でも、六花の最大の役割は、
『太陽神プロミア様のお側役であること』
これに尽きるわ。
プロミア様を守り育てることは、ミルサントを護ることと同じ。
プロミア様の恩恵を肌で感じることが出来る、
ミルサントならではの感覚ね」 |
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「ぷぃう!!」 |
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「ちなみに、六花が女性ばかりな理由は、
六花の力の元となる『六大樹』とリンクできるのが女性だけだからよ。
それに、六花は扱いの難しい特別な『光炉』を
使用できないといけないのだけれど、
六花用の光炉との相性も女性の方が良いの」 |
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「とはいえ、
女性であれば誰にでも六花への道が開けているわけではないわ。
光炉への適応率が高い者たちが集められた候補生たちが、
努力に努力を重ねても六花になれるとは限らない。
プロミア様が降臨された今でも、
『リリ』と『ジュエルリップ』の六花が空位であることが
その証拠とも言えるわ」 |
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「あら?
私はそれほど苦労した覚えはなかったのだけれど」 |
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「おい、そんな物言いをするな!
誤解されるだろう!」 |
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「いきなりのご登場ね」 |
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「申し訳ありません、アマリ殿」 |
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「いいえ。
呼ぼうと思ってたからちょうど良かったわ。
それにしても相変わらず仲がいいのね。
確か、二人は同期だったかしら?」 |
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「歳はエレガノが2つ上ですが、
六花候補生としては同期でした」 |
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「候補生時代からフレアは見ていて飽きなかったわ。
すぐムキになるから、からかうのが楽しくて。
あ、そういえば、ランベルでの水泳実習のとき、
あなた水着の紐が……」 |
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「うわーーーーーっ!
エ、エレガノっ! 何をいきなりっ!」 |
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「慌てなくてもいいじゃない。
綺麗だったわよ、フレアの――」 |
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「うわあああぁぁぁぁぁあああああっっっ!!」 |
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「もがもが(訳:ね、面白いでしょう?)」 |
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「何を言ってるかは良くわからないけど、
二人の関係はよくわかったわ」 |
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「ぷい?」 |
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「では、せっかく六花が三人集まったことだし、
お揃いの正装を披露しましょう」 |
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「ああ。
もしかして、そのために呼ぶつもりだったのかしら?」 |
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「しかし、神官服は持ってきていないのですが……」 |
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「大丈夫。
ここに用意してあるわ」 |
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――数分後。 |