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「お久しぶりね、アマリよ。
覚えているかしら?」 |
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「ぷぃぷう!」 |
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「『太陽のプロミア』のキーワードを紹介する
『ぷぅさんといっしょ!』も第六回目。
こうやって解説するのは七回目なのだけれど、
前回は番外編のおとぎ話だったから、
ナンバリングとしてはやっぱり六回目になるわ」 |
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「ぷぃお!」 |
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「さて、今回のキーワードは『黒禍』と『憑影』。
どちらも、あまりおめでたくない言葉ね」 |
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「黒禍は、人体に悪影響を及ぼす黒い靄のようなもの。
とはいえ、ある程度以上の濃度にならなければ
人体への影響を感じることはないから、
日常生活で黒禍のことを気にする人はほとんどいないわ」 |
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「黒禍は、私たちが光炉を使うたびに、
ほんの少しずつ放出されてるのだけれど、
普通の人はそのことも知らないもの」 |
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「ちなみに、ミルサントの東には黒禍の森があるのだけれど、
黒禍の森の濃度になると、さすがに人間が住むことはできないわ。
だから、黒禍の森では、より黒禍に対する耐性の強い魔獣たちが
人間と距離を置くように暮らしているというわけ」 |
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「ぷぃあー」 |
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「そして、黒禍が大量に集まって生まれた怪物が憑影。
今回ミルサントを襲った憑影は、
リノワールとジゼルが六大樹を侵した黒禍から
作りあげたように見えたのだけれど、
そのメカニズムはまったくの不明」 |
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「わかっていることを3つ挙げるとすれば、
ひとつ、六大樹が黒禍に侵されている限り、
六花はその力を発揮することができないということ」 |
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「ふたつ、六大樹を解放するためには、
憑影を倒さなければならないということ」 |
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「そして、みっつ。
その憑影が恐ろしく強いということ」 |
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「ぷぉ!」 |
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「あ、そうそう。
資料によると、憑影の姿は一定ではないみたいだけれど、
今回現れた憑影の姿は『憑影ギャラリー』を
見てもらえればわかるわ」 |
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「まあ、なんにしても、
まったく戦いたくない相手よね」 |
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「何を弱気なことを!
ミルサントの平和を一日も早く取り戻すことこそが
私たちの役目ではありませんか!」 |
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「ええ、まったくその通り」 |
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「でしたら!」 |
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「ただ、一番の戦力であるあなたが力を失っていることが、
作戦を立てにくくしている一番の原因なのだけれど?」 |
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「ぐ……。
申し訳ありません、アマリ殿。
自分の至らなさもわきまえずに無理を申しました」 |
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「ふふ、冗談よ。
意地悪を言ってごめんなさい」 |
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「あら、それくらいフレアにはいい薬だわ。
もっと言ってあげてちょうだいな」 |
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「エレガノ!
貴様という奴は!」 |
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「あら、怖い。
あんまり怒ると身体に悪いわよ?」 |
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「怒らせているのは貴様だろう!」 |
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「ぷぉぷぉ!」 |
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「ほら、二人とも。
プロミア様が『喧嘩はやめるように』って言ってるわ。
仲がいいのは結構だけれど、ほどほどにね」 |
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「な! 私は別にエレガノと仲が良いわけでは……!」 |
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「さて、今回のお話はこれでおしまい。
それじゃあ、また会いましょう」 |
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「ぷぃうー!」 |
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「話を聞いてくださーい!」 |
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